忠南紹介
位置/面積/気候/地形
忠清南道の地理的位置は、
南端:N 35 ˚ 58’ 30 (錦山郡 南一面 新洞里)
北端:N 37 ˚ 03’ 44 (唐津市 石門面 蘭芝島里)
東端:E 127 ˚ 38’ 31 (錦山郡 富利面 方佑里)
西端:E 125 ˚ 32’ 21 (泰安郡 近興面 賈誼島里)です。
忠清南道は韓半島の中央部に位置し、気候は四季が明確で気温が穏やかな中緯度の温帯季節風気候帯に属します。また忠清南道は韓半島南部の中央部に位置するため、かつてから嶺南(*慶尚南道)と湖南(*全羅道)に通じる三南の関門とされてきました。現在もソウル、釜山、木浦を結ぶ国道1号線、京釜線・湖南線の鉄道、京釜・湖南高速道路、京釜・湖南高速鉄道と西海岸高速道路などが通過する韓国交通の要所で、首都ソウルまでの所要時間は1時間台、釜山や木浦までは3時間台です。
忠清南道の総面積は2017年末現在8,226㎢で、全国総面積(100,339㎢)の8.2%を占め、慶尚北道、江原道、全羅南道、慶尚南道、京畿道に次ぐ6番目の広さです。市郡別面積で見ると、公州市が864.1㎢でもっとも広く、一番小さい鶏龍市は60.7㎢です。
忠清南道の年平均気温は12.9℃でおおむね穏やかですが、全体的には大陸性気候で、特に冬は北西風を遮る地形的な障害物が少ないため、同緯度の東海岸より寒く、北西部海岸地帯は積雪量が多いのが特徴です。
国土の中心部に位置し、全国どの地域にもアクセスできる交通網が整っています。車嶺山脈を中心とした東高西低の地形、地勢で、標高100m以下の平野と丘陵が全体面積の60%以上を占めています。西台山(904m)・鶏龍山(845m)・大芚山(878m)のほか、挿橋川・曲橋川、無限川などがあり、錦江周辺や河川を中心に平野が発達しています。海岸は、延長953㎞の典型的なリアス式海岸となっており、潮の干満差が激しく、加露林湾、浅水湾などの湾が発達しています。